青銅製の柄飾り出土、福岡 須玖岡本遺跡、弥生時代の墓から

中国の歴史書「後漢書東夷伝」に記述がある「奴国」の中心地とされる福岡県春日市の須玖岡本遺跡で、弥生時代中期前半(紀元前150年ごろ)の甕棺墓が確認され、中から副葬品の銅剣と青銅製の柄飾りが出土し、春日市教育委員会が17日、発表した。
甕棺墓は、王族が埋葬されたとみられる大規模な墓が集中するエリアで発掘された。奴国の勢力地域から青銅製の柄飾りが見つかるのは初めてで、当時の有力者の墓とみられる。
後漢書東夷伝に記された全盛期からは1世紀以上さかのぼる時代の遺構で、市教委は「奴国が成立していく過程を探る上で大きな材料になる」としている。